みなさん、仕様書見ていただけましたでしょうか?
http://www.asahi-net.or.jp/~sd5a-ucd/rec-html401j/cover.html
印刷できる方は、一度日本語訳を印刷してファイルに閉じておくと良いでしょう。
オリジナルのリファレンスに生まれ変わります。
ということで、今回は仕様書について改めてご説明させていただきます。
実は、仕様書を策定している団体があります。
W3C(WorldWideWebConsortium)という団体で、HTMLの他にも様々な
Web技術の仕様策定を行なっています。
このサイトを見れば、現在の仕様の進行状況などが随時わかるようになってい
ます。仕様が確定するまでに、かなりの時間を要します。
CSS2.1なんて、2011年の7月にようやく勧告になったばかりです。
1998年頃から仕様書が存在しているので、かれこれ10年以上は経っているわけ
ですね。
それだけ、仕様策定は大変な作業ではあると思うのですが、技術は進歩して
いくのに、中身が伴ってこない!では、僕らみたいな開発者にとっては、
かなり辛いものになります。
あとは、ブラウザ側の対応。
仕様ができても、ブラウザが対応していなければ何の意味もありません。
ここ最近は、それぞれのブラウザも、日々バージョンアップしており、
昔みたいに、苦労して表示を合わせることが少なくなりました。
まだ、IE6対応も残ってはいますが、以前より柔軟にコードが書けるようにな
りましたので、仕事自体はやりやすくなってきています。
はい。
仕様書の勉強に入る前に、きちんと仕様書の背景をお伝えしておきます。
W3Cという団体の性質もなんとなく見えてくるでしょう。
現在、HTML5やCSS3の仕様も策定中ですが、紆余曲折あり、日々仕様が
変わっているのが現実です。
そういう意味でも、しばらくは静観をしていましたが、そろそろ内容を真剣に
追っていかなければなりませんね。
本屋に行っても、HTML5やCSS3関連の書籍も普通に並ぶようになりましたの
で。世間的には、ようやく認知されてきたのかなという実感です。
次回は、より詳しくHTML4.01の仕様書を紐解いていきたいと思います。