今回は、、、
「段落」のお話をしたいと思います。
その前に。
前回のおさらい
前回「見出し」のお話をしました。
覚えていますか?
ちょっと、おさらいをしておきましょう。
よく言われる「1ページにH1は1つ」説。
W3Cの仕様書には「H1は1文書に1つ」という定義はされていません。
ここで重要なのは
「文書の目次を自動生成するために用いられたりもする」
ということです。
簡単に言うと、
「見出しを追いかければ、その文書の内容がわかる」
ことが求められているんですね。
そう考えると「見出し」の使い方も理解しやすいのではないでしょうか?
ISO-HTMLの仕様書には、きちんと定義されています。
きちんと順序を守って使ってねーと書いてましたね。
仕様書を読み解いていくと、奥が深いですね!
これらを踏まえて、今回のお話に行きましょう。
段落(ブロック要素)
段落。要素で言うと「P」です。
仕様(日本語訳)では下記のように定義されています。
P要素は、1つの段落を表し、P要素自体を含め、ブロックレベル要素を内容とすることはできない。
本仕様は、著者に対し、空のP要素を用いないよう奨める。
ユーザエージェントは、空のP要素は無視する必要がある。
前回の「見出し」のように、説明することは少ないのですが、上記に書いてあるままですね。
ここでは「ブロックレベル要素を内容とすることはできない。」とあります。
HTMLで大事なのは、この入れ子関係。
親と子の関係を理解できないと、正しいHTMLを書くことができません。
親子関係は、すべてDTDに記載されています。
下記はP要素の内容です。
<!ELEMENT P - O (%inline;)* -- paragraph --><!ATTLIST P
%attrs; -- %coreattrs、%i18n、%events --
>
簡単に説明すると、、、
P要素の中にはインライン要素しか入りません!と書いてます。
かなりざっくりですがw
詳しく知りたい方は、ググッてみてください!
このように、DTDまで理解できるようになると、要素の使い方がわかります。
大抵の人は、ここまで読みとかないんですね。
めんどくさいから?
こんなのあったの知らんかった!って言う方もいるでしょう。
HTMLは奥が深い学問なのです。
一度、理解できるようになると難しいことはないので、
何事もチャレンジしていきましょう!
今一度、自分のコードを見なおしてみてください。
P要素の中にDIVなんて入れてはダメですよw
いかがでしたか?
前回の「見出し」と今回の「段落」。
これらを理解するだけで、文書の5割程は作成ができます。
残りの5割を身につけることができれば、怖いもの無しです!
これで、あなたもプロフェッショナル!
それでは、また次回!
※HTML4.01をベースにお話をしています。