おはようございます。
今日の日経新聞より。
フィリピンで「格安学校」という、事業モデルが始まっているようです。
フィリピンの国民平均年齢って23歳ですって!
若い!
でも。
フィリピンの経済格差を考えると「格安学校」事業は画期的ですよ。
フィリピンで浸透するか、格安学校
想定する「中心顧客」は家計所得が月1万~2万5千ペソの低所得層。ブルーカラーや零細事業者が多いが「子供には大学を出てより収入の高い職業に就いてほしい」(クルーズさん)と教育支出をいとわない人も多い。
という、親の気持ちもありますし。
自分ではできなかったことを、子どもに託す。
自分の子どもには期待をするものです。
フィリピンは5~17歳が義務教育で学費は原則無料だ。が、政府予算では教科書が行き渡らないうえ、都市部では1学級80人を超える事もざら。教室不足で午前・午後の2交代制の学校も多い。APECは1学級の上限が30人。公教育への不信感が生徒を引き寄せる。
政府予算で、教科書が行き渡らないなんて、日本では考えられないですよね。。。
しかも、1学級80人。。。多すぎ。
それに比べてAPECでは、30人が上限。
行き渡った教育が可能になります。
経済格差が激しい国では、このような民間が入った教育機関というのはとても良い傾向だと思います。
基本教育ができて、ITの教育までできれば、先進国となんら変わらない教育が受けれるようになるかもしれません。
10年先を考えると、今の平均年令23歳のフィリピンが教育に力を入れはじめたとなれば、先進国もうかうかしてられないですよね。
アドバンテージがなくなれば、脅威にも感じます。
アフリカの話
先日書いた記事ですが。
アフリカでITインフラを整えようっていうお話。
フィリピンも同様に、インターネット環境があまり良くありませんでした。(2年前)
固定回線よりも、スマホでインターネットする方が早いっていう国です。
フィリピンでも、インターネットのインフラがしっかりと整備されれば、
ICT教育も可能になりますね。
そうなれば、今度は情報格差が生まれてくるでしょう。
フィリピンの優秀な人はどんどん海外に出て行ってしまうかもしれませんね。
そういう意味では、国内でしっかりと教育をして、
国内で需要を生み出すことをしていく努力が必要ですね。
フィリピンに行ったときの話
2年ほど前に、フィリピンに視察に行った時にも感じたのですが、
みなさん、真面目だし、素直だし、向上心がある。
しかも、若い。
だけど、貧富の差が非常に激しいのです。
路上に寝ているだけの人。
お花を売りに来る少女。
もう、日本では考えられないですよね。
日本は恵まれすぎてます。
で、ここで思ったのが、本当の社会貢献って、「雇用を生み出す」こと何じゃないかと。
それ以来、僕の人生のテーマとなっております。
体験してみないと、感じることができない。
フィリピンのWeb制作会社にお邪魔したのですが、
クーラー壊れるは、電気は止まるは、狭い部屋に箱詰めだわ。。。
日本の制作環境と比べると、雲泥の差。
でも、そんな中でも日系のITとか企業に就職できる人って、ほんの一握り。
しかも、日本語も、英語も喋れる。
英語が喋れるアドバンテージは、これから強くなるだろうなー。
日本が(技術的にも)追い抜かれる日が来るかもしれない。
と、そんなことを思った朝でした。
でわでわ。