おはようございます。小畑です。
今回は、ちょっとまじめに「これから5年のインターネットの世界」について考えてみました。いつも頭の中で妄想はするのですが、気づいたらそれが実現されている世界になっています。自分が考えてることは、他人がとっくに考えていることなんだなと、いつも思わされてしまう。
しかし、いつも後手後手にまわってしまってばかりではいけない。今までのインターネットの歴史を振り返ると共に、思い切って「これから5年のインターネットの世界」を想像してみようと思います。
- 1995年 Start :始まる
- 2000年 Spread:普及する
- 2005年 Standard:標準化 される
- 2010年 Social:ソーシャル でつながる
- 2015年 Seamless:シームレス で境い目がなくなる
- 2020年 Sustainability 持続可能性 が求められる
- さいごに
- 追伸
1995年 Start :始まる
1995年といえば、Windows95が発売された年。このWindows95は、Windows3.1の後継ですね。こいつが爆発的に広まったおかげで、各家庭にPCが置かれるようになったと記憶しています。95年といえば、僕は中学生。この20年で世の中がこんなにも変わるとは思っても見なかったです。
あの頃、PC雑誌で言われてたのが、
- ビデオ・オンデマンド
- DBの時代がくる
- 中国語を覚えとけ
ということ。
いずれも、今では当たり前になってますが、20年前の中学生だった僕には、まだピンと来てなかったことを記憶しています。
幸いにも、父親が某外資系IT企業に勤務していたので、PCなんかは比較的早く家にありました。そこで、いきなりC言語に挑戦したりwまぁ、到底ムリなお話だったんですが、自分なりにいろいろと勉強しようとしておりました。
2000年 Spread:普及する
PCが各家庭に一台置かれるような時代に。この頃はYahoo!がインターネットのモデムを配りまくってた時ですね。おかげで、インターネットのインフラが急速に広まったと記憶しています。ライブドアも頭角を現してたのは、この時期かな。この頃は、僕は大学生。人生の大きな転機を向かえることになるのです。
サッカー好きの先輩が居て、その人にあるフットサルチームに連れて行ってもらいました。そこに居たのが、芸能人!まぁ、あのころはミーハーだったので、東京ってすげーって思ってました。で、その芸能人っていうのが、いまでも関西のライブ等でお手伝いさせていただいているGAKU-MCでした。
それから、彼を応援するホームページを立ち上げることになります。この頃は、BBS(掲示板)やチャットが全盛期の時代。いわゆる、Web1.0の時代。わかるかなw
そこで、僕が衝撃を受けたのが、
インターネットが通じていれば、
世界中の人たちとコミュニケーションが取れる!
これが、僕をWebの道へ導くのでした。
2005年 Standard:標準化 される
大学を卒業して、縁があって、仲間とともに会社を設立。あの頃は、会社設立するのに資本金が1000万円いる時代だったなぁ。あの立ち上げに関われたのは、僕の人生で大きな学びとなりました。
大人の汚い部分も見れたしw芸能界にも入り込んだしw人生の中で濃密な時間を過ごすことができました。芸能界は、恐ろしいところだ。想像以上に、いろいろあるな、あれは。。。センテンススプリング!なんて言っていられるだけ、マシかもしれん。
そんな話はさておき。2005年ころになって、ようやくWebの世界も標準化へと進みだします。Web標準と叫ばれた時代です。
- 仕様書を読め!
- アクセシビリティだ!
- テーブルレイアウトはするな!
- これからは、マークアップエンジニアの時代だ!
- CSS Nightだ!
- IT戦士だ!
- 森田雄だ!(謎)←リスペクトしてます
などなど。
この、Web標準化の動きが、さらに僕の人生を後押しすることになります。僕が今までこの世界で生きてこれたのも、この時代を経験してたからこそ。そう思えて仕方がない。ちょうど、テーブルレイアウトから、CSSレイアウトへ変わるタイミングだったからね。
テーブルレイアウトからCSSレイアウトへ。
そして、Flash全盛の時代から、HTMLベースのサイト構築へ。
詳しい技術的な話はさておき。W3Cという機関が定めているルールに則って、HTMLを書いていきましょう。っていうWeb業界変革の時代でした。
2010年 Social:ソーシャル でつながる
時代はソーシャルへ。mixiに始まり、Twitter、Facebook。みんなが情報をシェアし始めた時代。そして、ネットの繋がりがリアルの繋がりにリンクする時代になりました。特に、実名制のFacebookの登場はとてもインパクトがあったなぁ。
日本では、ハンドルネームを使って投稿する文化が根強かったですし。mixiも匿名路線で行っていましたが、あっという間にFacebookにシェアを奪われることになるのはご存知の通り。
2000年の時代、Web1.0の頃に掲示板やチャットでつながっていた人たちと、10年の時を経てSNSを通じて繋がるようになりました。SNSは、ほんと革新的。時間も場所も問わずコミュニケーションができるインターネット本来の楽しみが、僕の記憶を呼び覚ますのでした。
2015年 Seamless:シームレス で境い目がなくなる
ソーシャルで繋がりだすと、今度は不思議とリアルでも繋がりだします。いわゆるO2O(Online to Offline)と呼ばれるものだ。オンラインからオフラインへ。その逆もしかり。特に初めて知りあった人と名刺交換するよりも、Facebookで繋がった方が早い。とか。人脈が可視化されるし、その人の人となりもある程度わかる。すごい世の中になったものだ。
「オンライン」と「オフライン」がシームレスになる。
もう、そこには壁がない。
最近のアプリケーションもそう。iPhoneで編集した内容が、PCでも同期され同じように見ることができます。まさに「シームレス」。クラウド時代だから、より便利に感じることができます。僕が思い描いていた時代がようやく来たなと言う感じ。
また、僕のアプリケーションの選択基準に、「シームレスかどうか」っていうのも大きなポイントになっています。外でも家でも常に同じ状態で同期されるっていうのが当たり前になった今、「シームレスではない」というのが、とてもストレスに感じるんですよね。
そんな、2015年時代。
2020年 Sustainability 持続可能性 が求められる
では、今後5年はどうなっていくのか。僕は「シームレス」の次には「サステナビリティ」というキーワードが来ると予測しています。「サステナビリティ」とは、持続可能性という意味。
SNSで繋がり始め、世の中はシームレスな世界になった。そこで繋がった人たちがコミュニティを作り始め、次にはそのコミュニティを持続させようと努力することになります。そこで出てくるのが「サステナビリティ」。
コミュニティには、いろいろとあります。身近な所で言えば、家族だし、学校だし、会社だし。その他には、趣味で繋がる仲間とのコミュニティや、スポーツでつながるコミュニティもある。
「人」と「人」の「ハブ」となる「持続可能なコミュニティ」が、今後の大きなビジネスチャンスになると思ってます。もう、流れはすでに始まっています。Synapseでのオンラインサロン、noteもしかり。DMMもサロン事業に参入してきたし。(もう遅いくらい)
僕が思い描いているのは、コミュニティ内で、小さな経済圏をつくること。人の流れ、お金の流れ、仕事の流れがコミュニティ内でできれば、みんなハッピーになるんじゃないかな。あとは、行動に移す。色々と練りすぎると、いつも出遅れてしまいますからw
まだ見ぬ未来が、僕らに何をもたらしてくれるのか。持続可能性。このキーワードを心の片隅に置いて、この5年を過ごしていただきたいです。5年後振り返った時に、あーあの時言ってたことはこういうことか。と思える日が来るはずです。
さいごに
「人」と「人」の「ハブ」となる「持続可能なコミュニティ」の構想を2〜3年前にして、御大にも提案してたんだけど、ちょっと早すぎたか。。。と思って、再度企画を練りなおしているところでございます。サステナビリティの時代に向けて、動き出さなければ。もう、今からでも遅いくらいですからね。
そして、僕のiPhoneにも持続可能性が欲しいw最近は、ポケモンGoのせいでバッテリーが持たない(๑´ڡ`๑)
おわり。
追伸
そうそう。インターネットの未来を語る上では、こちらの2つも触れておかなければいけませんね。IoTとドローン。要チェックです。
IoT
IoTが普及することが間違いない今後のインターネットの世界。ネットワークで繋がることが当たり前になり、より生活に密着したものになっていくでしょう。特に、AI(人工知能)との連携。この分野は、AmazonやGoogleが力を入れているところでもありますし。映画の中の世界が現実になる日も近い。。。
ちょっと前に騒がれてたチャットボットなんかも、AI(人工知能)と絡み出すと実力を発揮できるんじゃないかと思ってます。まずはやってみる!精神で、自分でLINE Botも作ってみました(詳しくは上の記事にも書かせていただいております)。実際作ってみて思ったのは、ディープラーニングやら、ビッグデータといわれる分野が必ず必要になるなということ。これは間違いない。
ドローン
実は、インターネットの未来にはもうひとつの筋書きもあるなと思っています。それが、ドローン。次のインターネットと言われているくらいのポテンシャルを持ってるのです。
ドローンが次のインターネット??って思った方もいるでしょう。僕もその中のひとりでした。くわしくは、過去記事にもかいておりますのでご一読いただければと思います。
Facebookもドローン飛ばしてますし。これで、世界のインターネット事情が大きく変わる可能性があります。ご参考まで。